1-3月期決算発表シーズンの後半戦が5月7日より始まる。これに先立ち、前半戦の決算発表及び決算説明会レポート、業績予想の修正などの記事をまとめておきたい。
■決算説明会レポート
・サイバーエージェント決算説明会 「Ameba好調の理由はブログと脱ゲームポータル」…スマホシフトが成功し「収穫期」へ Ameba、ネット広告、ネイティブゲームが好調
・コロプラ決算説明会 DAU重視で増収増益を達成。馬場社長「収穫期だが、種まきは継続」…「白猫」始動、新しい位置ゲーにも着手
・ガンホー決算説明会 『パズル&ドラゴンズ』のMAUは千数百万人規模…「過去最大級の超大型コラボ」などで更なるユーザー増を目指す
・enish決算説明会 業績計画達成に向けて「今後のネイティブタイトルで追い上げ」…既存タイトルは『ガルショ☆』が過去最高売上と好調
■決算発表
・サイバーエージェント、第2四半期は営業益109%増…先行投資終えたAmebaが回収期に。ゲーム、広告も伸びる
・コーエーテクモHD、14年3月期は営業益15%増を達成…オンライン・モバイル、乙女ゲーム、遊技機関連が好調
・ガンホー、第1四半期の売上高は前年比6割増の499億円…引き続き『パズドラ』好調 QonQでも増収増益を達成
・コロプラ、第2四半期累計の営業利益は前年比6倍の102億円…スマホゲームの成長続く、売上高・営業益ともに四半期として最高を更新
・enishの第1四半期、売上高は前四半期比で微減の17.6億円…新作リリースなし、既存タイトルが安定
・ボルテージの第3四半期は前年比で増収増益、営業益は2.7倍の4.7億円…QonQでも増収続く
・アクセルマーク、第2四半期は黒字転換…ゲーム事業の運営・開発を効率化 売上は減少、コンテンツ事業の不振が響く
・ベクター、14年3月期通期の売上高は14%減の21億円…赤字も継続 オンラインゲーム事業の低迷続く、4~6月も売上減少を予想
・DLE、第3四半期は営業益203%増の2.48億円…「秘密結社 鷹の爪シリーズ」中心に伸長
・セプテーニHD、第3四半期は営業益67.9%増の12.93億円…主力のネットマーケティング好調で
・GMO、第1四半期の営業益は22%減の22億円に…販促活動の積極化など先行投資の影響で
・KADOKAWA、14年3月期は減収減益…シネコンと香港子会社の連結離脱で 電子書籍は堅調、『艦これ』も売上貢献
・フィールズの14年3月期、遊技機販売が好調で売上高は6%増の1149億円…15年3月期の業績予想は開示見送り、「合弁事業先と交渉中」のため
・ニフティ、14年3月期の売上高は1割減…ISP事業の不振続く 15年3月期も減収見通し
・インフォコム、14年3月期は増収増益…ヘルスケア事業が堅調、電子書籍事業の年商は100億円超え
・ブロードメディア、14年3月期の売上高は5%減の123億円…7億円の最終赤字 ISP事業が不振、クラウドゲームで損失計上
・ヤフー、14年3月期は増収増益…営業益は6%増の1974億円、アドネットワーク事業やスマホ向け検索連動広告が伸びる
・ジャフコ、2014年3月期は営業利益241%増…大型IPO相次ぎキャピタルゲインが大幅増
■業績予想の修正
・ミクシィ、『モンスト』好調で14年3月期の業績予想を上方修正…売上高は従来予想よりも6億円多い121億円、配当も実施
・エイティング、14年9月期は8000万円の営業赤字に…業績予想を下方修正、大型案件の中止や開発着手の遅れで
・インタースペース、第2四半期の営業益予想を43%上方修正…店頭アフィリエイトやメディア運営事業の好調で
・ソニー、14年3月期の最終赤字額が1100億円→1300億円に拡大…PC事業収束で追加費用を計上、海外のディスク製造事業でも減損
・ユナイテッド、14年3月期の売上高は3割増の61億円…スパイアの合併が寄与、メディアやRTB事業の成長で増益に
・SEH&I、2014年3月期の営業利益予想を1.8億円→2.5億円に上方修正…スマホ関連や電子書籍などが予想上回る