
株価ニュースや投資情報を読んでいると、「続伸」「全面高」「PER」「上方修正」「日銀の利上げ」など、さまざまな専門用語が登場する。
一つひとつの言葉は短くても、その意味を知らなければ「なぜ株価が上がったのか」「市場で何が起きているのか」を理解するのは難しい。
そこで本シリーズでは、株式市場の値動きから企業分析、決算、投資手法、金融商品、経済指標・金融政策まで、株価ニュースを読むために知っておきたい基本用語を全10回にわたって解説してきた。
今回はその総まとめとして、第1回から第10回までの内容を振り返る。
■第1回:株式市場の値動きを表す基本用語
第1回では、株価ニュースを読むうえで最初に覚えておきたい基本的な値動きの用語を紹介した。
「寄り付き」「前場」「後場」「大引け」といった取引時間に関する言葉から、「買い優勢」「売り圧力」「出来高急増」など売買動向を表す言葉、「急騰」「急落」「乱高下」「ボラティリティ」など値動きの強さを表す言葉まで幅広く取り上げた。
さらに、「反発」「反落」「続伸」「続落」「押し目」「押し目買い」「戻り売り」など、相場の転換やトレンドに関する用語も解説。
まずは「株価がどう動いているのか」を読み取るための基本編である。
▼主な用語
・寄り付き
・大引け
・買い優勢
・売り圧力
・出来高急増
・急騰
・急落
・乱高下
・反発
・続伸
・押し目買い
・戻り売り
▼第1回
株価ニュースが100倍わかる! 投資初心者のための株式市場・相場用語集【保存版】(基本用語編)
■第2回:相場の方向性・市場全体を表す用語
第2回では、個別株だけでなく、相場全体がどのような状態にあるのかを表す用語を取り上げた。
「上昇基調」「下落基調」「上昇トレンド」「下降トレンド」といった相場の方向性に関する言葉に加え、「横ばい」「レンジ相場」「トレンド転換」「調整局面」なども解説。
また、「全面高」「全面安」「まちまち」「高値警戒感」「底打ち」「天井感」といった市場全体の状況を表す言葉も紹介した。
ニュースで「東京市場は全面高」「相場は一進一退」といった表現を見かけたとき、その意味を理解するために役立つ回である。
▼主な用語
・上昇基調
・下落基調
・上昇トレンド
・下降トレンド
・レンジ相場
・トレンド転換
・調整局面
・全面高
・全面安
・底打ち
・一進一退
・堅調
・軟調
▼第2回
株価ニュースが100倍わかる!投資初心者のための株式市場・相場用語集【保存版】(基本用語編②)
■第3回:需給・投資家心理を表す用語
第3回では、株価を動かす「買い」と「売り」の力関係や、投資家心理に焦点を当てた。
「買われ過ぎ」「売られ過ぎ」「過熱感」「失速」「息切れ」など、相場の勢いを表す言葉を紹介。
さらに、「利益確定売り」「見切り売り」「買い戻し」「売り一巡」「買い一巡」など、実際の投資家の売買行動に関する用語も取り上げた。
「リスクオン」「リスクオフ」「様子見ムード」「警戒感」などは、市場参加者が積極的にリスクを取っているのか、それとも慎重になっているのかを読み解く重要なキーワードだ。
▼主な用語
・買われ過ぎ
・売られ過ぎ
・過熱感
・利益確定売り
・見切り売り
・買い戻し
・売り一巡
・買い一巡
・リスクオン
・リスクオフ
・警戒感
・様子見ムード
▼第3回
株価ニュースが100倍わかる!投資初心者のための株式市場・相場用語集【保存版】(基本用語編③)
■第4回:チャート・テクニカル分析の基本用語
第4回では、株価チャートやテクニカル分析の記事でよく登場する用語をまとめた。
「ギャップアップ」「ギャップダウン」「窓開け」「窓埋め」といったチャート上の値動きから、「サポートライン」「レジスタンスライン」「節目」「心理的節目」など、投資家から意識されやすい価格帯に関する用語まで解説。
また、「ブレイクアウト」「上放れ」「下放れ」「ダマシ」といったトレンド判断に使われる言葉も紹介した。
チャートを詳しく分析しない初心者でも、ニュースを読むためには知っておきたい用語が多い分野である。
▼主な用語
・ギャップアップ
・ギャップダウン
・窓開け
・窓埋め
・サポートライン
・レジスタンスライン
・節目
・心理的節目
・戻り高値
・ブレイクアウト
・上放れ
・下放れ
・ダマシ
▼第4回
株価ニュースが100倍わかる!投資初心者のための株式市場・相場用語集【保存版】(基本用語編④)
■第5回:東証・日経平均など市場・指数に関する用語
第5回では、「そもそも株式市場とは何なのか」を理解するため、市場を運営する組織や代表的な株価指数を取り上げた。
「東京証券取引所(東証)」「日本取引所グループ(JPX)」「大阪取引所」などの市場運営に関する用語に加え、「プライム市場」「スタンダード市場」「グロース市場」といった東証の市場区分も解説。
さらに、「日経平均株価」「TOPIX」「JPX日経400」「東証グロース市場250指数」など、日本の主要株価指数を紹介した。
海外市場で頻繁に登場する「ダウ平均」「S&P500」「ナスダック総合指数」なども取り上げている。
▼主な用語
・東京証券取引所
・日本取引所グループ
・プライム市場
・スタンダード市場
・グロース市場
・日経平均株価
・TOPIX
・JPX日経400
・ダウ平均
・S&P500
・ナスダック総合指数
▼第5回
株価ニュースが100倍わかる!投資初心者のための株式市場・相場用語集【保存版】(基本用語編⑤)
■第6回:PER・PBR・ROEなど企業分析の基本用語
第6回では、株価だけではなく「企業そのものを分析する」ためのファンダメンタルズ用語を解説した。
「時価総額」「PER」「PBR」「EPS」「BPS」といった株価や企業価値を評価する代表的な指標を紹介。
さらに、「ROE」「ROA」「営業利益率」「収益性」「資本効率」など、企業がどれだけ効率よく利益を生み出しているかを見るための用語も取り上げた。
「増配」「自社株買い」「株主還元」など、株主への利益還元に関する言葉も、企業ニュースを読むうえで重要である。
▼主な用語
・時価総額
・PER
・PBR
・EPS
・BPS
・ROE
・ROA
・営業利益率
・配当利回り
・増配
・自社株買い
・株主還元
▼第6回
株価ニュースが100倍わかる!投資初心者のための株式市場・相場用語集【保存版】(基本用語編⑥)
■第7回:決算・業績発表に関する用語
第7回では、企業の決算ニュースを理解するための基本用語をまとめた。
「決算」「本決算」「四半期決算」「1Q・2Q・3Q」といった決算そのものに関する言葉から、「上方修正」「下方修正」「据え置き」「会社予想」「コンセンサス予想」など業績予想に関する用語まで解説。
また、「増収」「減収」「増益」「減益」「進捗率」「前年同期比」「過去最高益」など、決算記事で頻繁に登場する表現も取り上げた。
決算シーズンに株価が大きく動く理由を理解するためにも、重要な回である。
▼主な用語
・本決算
・四半期決算
・1Q・2Q・3Q
・通期
・業績予想
・上方修正
・下方修正
・コンセンサス予想
・増収
・増益
・進捗率
・過去最高益
・サプライズ決算
▼第7回
株価ニュースが100倍わかる!投資初心者のための株式市場・相場用語集【保存版】(基本用語編⑦)
■第8回:株式売買・投資手法に関する用語
第8回では、実際に株式を売買するときに使われる注文方法や投資手法を取り上げた。
「成行注文」「指値注文」「逆指値注文」「約定」など、株式を注文する際に知っておきたい基本用語を解説。
さらに、「長期投資」「短期売買」「デイトレード」「スイングトレード」「積立投資」「分散投資」など、投資スタイルに関する用語も紹介した。
「利確」「損切り」「ナンピン」「買い増し」「塩漬け」など、投資家の売買行動を表す言葉も重要である。
▼主な用語
・成行注文
・指値注文
・逆指値注文
・約定
・長期投資
・デイトレード
・スイングトレード
・積立投資
・分散投資
・利確
・損切り
・ナンピン
・信用取引
・信用買い残
・信用売り残
▼第8回
株価ニュースが100倍わかる!投資初心者のための株式市場・相場用語集【保存版】(基本用語編⑧)
■第9回:ETF・投資信託・REIT・IPO・TOBなど金融商品・制度
第9回では、個別株以外の金融商品や、企業の上場・買収などに関する用語を取り上げた。
「ETF」「投資信託」「インデックスファンド」「アクティブファンド」「REIT」「J-REIT」など、さまざまな金融商品の特徴を紹介。
また、「IPO」「初値」「公募価格」「公募増資」「売出し」といった新規上場や資金調達に関する用語も解説した。
さらに、「TOB」「MBO」「M&A」「子会社化」「完全子会社化」「スクイーズアウト」など、企業再編に関するニュースを読むための用語も取り上げている。
▼主な用語
・ETF
・投資信託
・インデックスファンド
・アクティブファンド
・REIT
・J-REIT
・IPO
・初値
・公募価格
・TOB
・MBO
・M&A
・株式分割
・権利付き最終日
・権利落ち日
▼第9回
株価ニュースが100倍わかる!投資初心者のための株式市場・相場用語集【保存版】(基本用語編⑨)
■第10回:経済指標・金融政策・為替に関する用語
最終回となる第10回では、株式市場の外部環境を理解するための経済・金融政策関連の用語を取り上げた。
「日本銀行(日銀)」「政策金利」「金融緩和」「金融引き締め」「利上げ」「利下げ」「FRB」「FOMC」など、中央銀行の金融政策に関する用語を解説。
さらに、「GDP」「CPI」「インフレ」「デフレ」「雇用統計」「失業率」など、景気や物価を判断する経済指標についても紹介した。
「円高」「円安」「ドル円」「長期金利」など、株価との関係が深い為替・金利関連の用語も取り上げている。
▼主な用語
・日本銀行(日銀)
・政策金利
・金融緩和
・金融引き締め
・利上げ
・利下げ
・FRB
・FOMC
・GDP
・CPI
・インフレ
・雇用統計
・円高
・円安
・ドル円
・長期金利
▼第10回
株価ニュースが100倍わかる!投資初心者のための株式市場・相場用語集【保存版】(基本用語編⑩)
■10回で株価ニュースの「読み方」が変わる
ここまで第1回から第10回まで、株式市場に関するさまざまな用語を紹介してきた。
改めて整理すると、各回にはそれぞれ役割がある。
第1回では「株価がどう動いたのか」を知る。
第2回では「相場全体がどの方向を向いているのか」を知る。
第3回では「投資家がなぜ買っているのか、売っているのか」を考える。
第4回では「チャート上でどのような動きが起きているのか」を理解する。
第5回では「どの市場・指数の話なのか」を把握する。
第6回では「企業がどのように評価されているのか」を見る。
第7回では「企業の業績や決算がどうだったのか」を確認する。
第8回では「投資家がどのような方法で売買しているのか」を理解する。
第9回では「どのような金融商品や企業再編が行われているのか」を知る。
そして第10回では「経済や金融政策が株式市場にどう影響するのか」を考える。
つまり、株価ニュースを読む際には、単純に「株価が上がった」「株価が下がった」だけを見るのではなく、
「何が起きたのか」
↓
「なぜ動いたのか」
↓
「企業や市場にどのような影響があるのか」
という流れでニュースを読むことが重要になる。
例えば、「日経平均株価が上昇した」というニュースを見た場合でも、その背景には「米国株高」「円安」「半導体株への買い」「日銀の金融政策」「企業決算」など、複数の要因が絡んでいる可能性がある。
また、「ある企業の株価が急騰した」というニュースでも、決算の上方修正なのか、業績予想を上回ったのか、TOBが発表されたのか、単純に市場全体が買われているのかによって意味は大きく異なる。
用語を覚えることは、単に言葉の意味を暗記することではない。ニュースの中にある「株価が動いた理由」を読み解くための土台になるのである。
■まとめ
株式市場には非常に多くの専門用語が存在する。しかし、すべてを一度に覚える必要はない。
まずは「反発」「続伸」「全面高」といった値動きに関する言葉を覚え、次に「PER」「PBR」「ROE」など企業分析の指標、さらに「上方修正」「コンセンサス予想」など決算関連の用語を理解していけば、少しずつニュースの内容が見えるようになってくる。
そして、「日銀」「政策金利」「CPI」「円高・円安」など経済ニュースとのつながりまで理解できれば、個別企業のニュースだけでなく、株式市場全体が動く背景も読み取りやすくなる。
株式投資を始めたばかりの人にとって、専門用語は最初の大きな壁の一つだ。
しかし、一つひとつの言葉の意味を知り、実際のニュースの中で確認していけば、株式市場は決して難しいものではない。
本シリーズを株価ニュースや企業分析を読む際の「用語辞典」として活用し、日々のマーケットニュースを読み解く力を身につけていこう。
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