サイバーエージェント、21年9月末の現預金が1800億円突破と大幅増 新作ゲーム開発や新規事業投資に充当する考え M&Aの可能性も
サイバーエージェント<4751>は、この日(10月27日)開催した2021年9月通期の決算説明会において、2021年9月末における現預金が2020年9月末比で77.3%増の1814億円に積み上がったことを明らかにした。前の期から一気に800億円増えたことになる。
積み上がった現預金の使途について、藤田晋社長は、大型の新作ゲームの開発費に充当するほか、新規事業への投資、場合によってはM&A(企業買収)など、さらなる成長のために活用していく考えを示した。
同日発表した21年9月通期の連結決算は、売上高6664億円(前の期比39.3%増)、営業利益1043億円(同208.1%増)、最終利益415億円(同528.8%増)と大幅増益を達成した。Cygamesの運営する『ウマ娘プリティーダービー』が貢献し、過去最高業績となった。
・売上高:6664億6000万円(同39.3%増)
・営業利益:1043億8100万円(同208.1%増)
・経常利益:1046億9400万円(同209.2%増)
・最終利益:415億5300万円(同528.8%増)
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会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751