
セガのサッカークラブ育成シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう!2026』(サカつく2026)。
本稿では、gamebiz編集者による『サカつく2026』のプレイ日記をお届けする。
第58節「ジ・オリジナルじじいと強面の人格者」
J1返り咲きに成功した秦野F・ナッツ。下位カテゴリーに降格して一度沼にハマるとなかなか抜け出せない、なんて話はJリーグあるある。それを考えたら、1年でJ1の舞台に戻れて本当に良かった。
唯一良くなかった、というか悪い出来事を挙げるのならばシーズン終了直前に出演した対談番組だ。サッカー監督同士がアレコレくっちゃべるって内容なのだが、対談相手がよりにもよってアルベール・ルノーだったのよ。
最近“ジ・オリジナル”なる異名で呼ばれているらしいルノーのおっさん。台本上はお互いを意識し合う師弟関係&ライバル関係という形で対談することになっていたが、ルノーのおっさんは「どうしてこの男(稲葉)との対談なんだ?」だの「師弟? いやあ、記憶にないね(失笑)」だの「そこの新米監督君(俺のこと)を“ライバル未満の男”として紹介するなら対談してやるさ!」と言いたい放題。
番組進行役のtvk中堅アナウンサー兼秦野F・ナッツ番記者のお鈴さん(仮名)を助けるために、俺はあえてルノーのおっさんに乗っかったけど……相変わらず面倒くせえ人だなw

▲収録中、俺はルノーから何を言われようと「いやぁ~、さすがジ・オリジナルっすね」と半笑いで受け答えた。

▲まったくだよ若林くん。今後ルノーとは共演NGにしてもらいたいものだ。
とんでもない番組の事はもう忘れよう。季節は間もなく7月。俺は水無川の川っぺりに腰を掛け、水面(みなも)を渡る風を身体で感じたり、川沿いを散歩する柴犬に慈しむような視線を向けながら(飼い主さんに訝しげな視線を向けられながら)、8シーズン目の秦野F・ナッツについてあれやこれやと思いを巡らせていた。
7シーズン目終了時点のスタメン総合力。まぁ6シーズン目はお話にならないとして、J1に初挑戦した5シーズン目終了時と比べて数値的にはニアリーイコール、すなわち大体同じだ。単純に考えれば5シーズン目の12位辺りが今季の現実的な目標順位となるだろう。
もちろん監督としてクラブをJ1残留・定着させることが最低限のミッションだが、せっかくなら更なる高みを目指したいもの。ただ、直近のJ1クラブとの試合内容(ルヴァンカップ準決勝のヴィッセル神戸戦)を振り返ってみると、俺たちはまだJ1勢と互角にやり合えるだけの実力はない! やっぱあれだな、補強するしかねーな。よしっ、8シーズン目の手続きをしながら、スカウト担当の小田さんに連絡しておこう。

まずはスポンサー選び。吉野家さんが延長してくれっかなと思ったけど、候補に挙がっていなかった。う~む、どの企業も素晴らしいが今回は“コメダ珈琲店”にスポンサーをお願いしようかしら。理由? コメダ珈琲店は秦野市曽屋に“コメダ珈琲店 秦野店”があるからに決まってんべ! スポンサーミッションも無理難題をふっかけるような内容じゃないしさ。
お次はSP選手。今回も小田さんがスペシャルなリストを見せてくれたが、どうしたもんか……
秦野F・ナッツには、三平和司(秦野市出身Jリーガー)と石井久継(秦野市もホームタウンに含まれる湘南ベルマーレから獲得)がSP選手として所属しておるが、ふたりとも一応秦野に関連しているという理由で加入させている。
しかし、いよいよ俺が『サカつく2026』でゲットしているSP選手の中に秦野絡みの選手はもういない。これは今季のスペシャル選手加入はスルーかな。
そう思っていると「京都サンガF.C.のこのGKなんかいい感じじゃねーか? 秦野も京都も同じ盆地なんだしよ、ガハハハッ!」と小田さん。
たしかに! その理由ならありよりのありだ。5シーズン目、6シーズン目、秦野F・ナッツはJ1で京都サンガF.C.との盆地ダービーを繰り広げているから、これは石井久継に続いてまたも禁断の移籍ってことになるなw
そんなわけで俺は京都サンガF.C.のGK太田岳志選手をSP選手として迎え入れることにした。うちにはW(ダブル)黒沢というふたりのGKがいるけど、一緒に切磋琢磨しておくれ。

今季の手続きを終え、新シーズンの到来を告げる7月に入った。

例年通りダニエルの奴はTOPICS内で秦野F・ナッツについてあーだこーだ言っておるが、ここである記事に目が留まった。

ギリシャ人LBのスピリドナス・パッパか。世界でも通用する能力を秘めており、年齢的に成長は望みづらくなったが選手としての最盛期を迎えているとのこと。
関心を寄せているつもりはなかったが、記事及びスカウトリストを読んでいたらちょっぴり興味が湧いてきたよ。『聖闘士星矢』ドンピシャ世代の俺としてはギリシャ出身って聞いただけで小宇宙(コスモ)が燃えるし、パッパって名前も何かかわいいじゃねーのさ。
白鳥星座の氷河(キグナスのヒョウガ)は事あるごとに「マーマ、マーマ」と言ってたけれど、俺はおまえさんのことを事あるごとに「パッパ、パッパ」と言おうかしら。


▲“グランドホテル神奈中秦野”内スカイバンケットにてスピリドナス・パッパとの獲得交渉に臨んだ。ヤーサス! パッパ。おまえさんって何座なの? ちなみに俺は蠍座なんで天蝎宮を守護する蠍座(スコーピオン)の黄金聖闘士(ゴールドセイント)・ミロと呼んでくれて構わないよ。
さらに俺は動く。FC町田ゼルビア所属のCB岡村大八選手に直接オファーだ。小田急ダービー“小田急戦線”でしのぎを削る相手チームから選手を引っ張るってことは、これまた禁断の移籍になるけれど、J1で戦い抜くために岡村選手は必要な戦力なんだ!
秦野には縁もゆかりもないけれど、町田も秦野も小田急線だし。あと彼は東京都世田谷区出身。世田谷区は現実世界の稲葉が住んでいる地域であり、ゲームメディア編集者として働き始めたときの会社も世田谷区にあったから。そんな繋がりがあれば獲得したっていいじゃない!
それと岡村大八選手は、JFL、J3、J2、J1の各カテゴリーで試合をしてきた経歴を持つ。その豊富な経験を、ぜひとも秦野F・ナッツに還元してほしいのだ!!


▲再び“グランドホテル神奈中秦野”内スカイバンケットにて獲得交渉。年齢的に円熟期を迎えているけれど、その強靭なフィジカルと経験に裏打ちされた危機察知能力に期待しているよ!
J1水準の3選手を獲得し、今季の補強にまずまずの手応えを感じていると、初代アシスタントであり現在は秦野F・ナッツユースの監督を務めているオリバー・オーウェンから連絡が入った。どうやら紹介したい子がいるようだ。俺は早速、秦野F・ナッツユースが練習場として使っている“フットボールパーク秦野”に足を運んだ。
オーちゃん元気そうだね! ヤングナッツたちの様子はどうかね? 練習の様子を眺めながら俺は各選手の動きをチェックする。ふむ、みんな震生湖にいるブラックバス並みに活きが良いじゃないか。
そんな感想を抱いていると「彼は昨シーズンに入団したヤングナッツ二号生ですが、この1年で随分と戦える選手になりましたよ」とオーちゃんから薦められたのが、DMの森脇優輝。
今トップチームにはベネズエラ代表DMのダニエル・ペレイラやらイタリア人DMのルーカ・リパーニ、韓国人DMのユ・リュンソンがおり、かなり競争が激しいポジションだけど、森脇優輝はまだまだ若い。あいつらと一緒に練習していればいつか化けるかもな。よし! ヤングナッツ二号生のDM森脇優輝よ、おまえさんは今シーズンからトップチームだ。

▲総合力はまだまだ外国籍DM陣には及ばないけれども、頑張ってレギュラーの座を勝ち取れよ! あとおまえさん、17歳なのに随分と立派な髭を蓄えているのなw
「稲葉監督、あともうひとり見ていただきたい選手がいます」とオーちゃんが向けた視線の先に目をやると、何だかボンバーナッツ三平和司のようなヘアスタイルの子が。
オーちゃん曰く、彼は今季ユースチームに入ったばかりのAM菅七星。まだまだ成長準備段階の発展途上な16歳だが、面白いエピソードがあるそうだ。
聞けば菅七星がまだ9歳(小3)の頃、秦野F・ナッツの監督に就任した1シーズン目の俺を“ローソン・スリーエフ 秦野曽屋店”で見かけたという。
その時、二袋購入した選手&監督のカードがオマケとして付いてくる“落花生チップス”から稲葉監督カードが2枚出てきてしまい、俺が近くにいるのに「げっ、また稲葉監督のカードがダブった~」と声を上げてしまったとか……あー! あんときの少年か!!
思い出したよ、無邪気な言葉で心の経絡秘孔を突かれたあの日を……七星って名前だけにな。
それにしても大きくなったな少年! あの時ダブった稲葉監督カード、まだ持ってっか?
ちょっとした伏線回収みたいになったけど、これも何かの縁だ。オーちゃん、まだユースチームに入団したばっかで悪いんだけど、何か面白れぇからヤングナッツ三号生・AM菅七星もトップチームに連れていくわw

▲AM菅七星もトップ昇格。おまえさんもプロサッカー選手になったからには「げっ、また菅七星のカードがダブった~」と言われる立場だかんなw
J1水準の3選手に加えて、オリバー監督のおかげでいい感じのユース選手を引っ張ってくることができ、今度こそ今シーズンの補強にある程度の手応えを感じていると、「稲葉監督、海外からのお客様がお見えになられましたよ。なんだか『アウトレイジ』に出てきそうな強面の方です。インバウンドの観光客でしょうか?」と2代目アシスタントの若林芽衣が声をかけてきた。
海外からの客人? 強面!? やだな~、怖いな~なんて思いつつ、クラブハウスの入口まで出迎えに行くと……

あんれま! 俺に監督の道を進むキッカケを与えてくれたSUコヴェントリーのオーナーじゃん!! (小声で)若林くん! この人確かに強面だけど『アウトレイジ』とかそんなんじゃないからw
それはそうとお久しぶりっす、オーナー。ところで今日はどういったご用件で?
どうやらオーナーは先日のルノーとの番組をたまたま観たらしく、対談の内容的に俺が凹んでいるのではと思い、激励するためにわざわざ来日してくれたのだとか。
オーナーったら、「君は今や、世間の注目の的だろう? ルノー監督と実績面で比較して語る者も増えた」とか「君は多くの人々と良好な関係を築けているようだね。クラブ作りが本当に上手い」とか「(秦野F・ナッツのスタッフに)“ウチの監督はクラブの運営までしているのだから、ルノー監督より全然すごいんです”と言われたよ。それもそうだなと思ってしまった」とか「全権監督として前代未聞の偉業を成し遂げるために歩み続ける君の事を、私もファンのひとりとして応援しているよ。これからも頑張ってくれたまえ」とか、べた褒めしまくりで……照れっぞ。
いやぁ~、やっぱオーナーは(強面だけど)人格者だわ。どこぞの“ジ・オリジナル”じじいとは違うねぇ。

▲俺のことをこれでもかと称賛するオーナーに謎の対抗心を燃やした若林くんも良い事を言ってくれた……もっとホメてくれ(ふるふる)
せっかく秦野まで来てくれた彼のために、俺は若林くん、そして秦野F・ナッツユースチーム監督のオーちゃんと共におもてなしすることにした。オーナー! 狸に化かされたと思って“味処 豆だぬき”で日本の料理と酒を堪能してくれよな。
“味処 豆だぬき”での会食は閉店時間まで続いた。俺は愛猫のお世話があるので先に帰らせてもらったが、残った3人は「飲み足りない!」と千鳥足でダーツバー“Beer & Darts Pure”へと歩いていった。オーナーとオーちゃんは酒強そうだけど、若林くんもなかなかの酒豪だったのね……
オーナーとの久しぶりの再会から数日が経ったある日。俺のもとに一通のエアメールが届いた。差出人はSUコヴェントリーのオーナー。なんだろう? 早速内容を確認するとこんな事が書いてあった。
「Dear Mr 稲葉。先日は君の元気な姿を見ることができて良かったよ。オリバーもユースチームの監督として頑張っているようで何よりだ。ところで、“豆だぬき”の後“Beer & Darts Pure”でアシスタントのMs 若林と“勝ったほうが何でも言う事を聞く”というダーツ勝負をしたのだが、私が負けてしまってね。だから彼女に伝えておいてくれ。約束は守るよ、とね」
はて、約束って何だろう? とりあえず若林くんに確認してみると、「あー、あの時にダーツ勝負ですか。秦野F・ナッツの為に私がバッチリ勝って、オーナーさんにお願いしておきましたよ! SUコヴェントリーの選手を秦野F・ナッツに移籍させてくださいって♪」
おいおい、飲みの席のノリで選手を賞品みたいに扱っちゃいかんでしょ! オーナーもオーナーだよ。「ダーツに負けてしまったからキミは日本のクラブチームで頑張ってくれたまえ」って言われた選手も困るだろうに……
まぁ、きっとオーナーもジョークで“約束は守るよ”って言ってるだけだよね(笑)

秦野F・ナッツ、イングランドリーグのSUコヴェントリーからRW坂元達裕選手を獲得! って、どうすんだよ若林くん、本当に移籍してきたじゃない!! 移籍金足りるのか?
とは言え、安定期を迎えた31歳ながらも実に頼もしい総合力であり、即戦力としては十分過ぎる。来てくれてありがとう……でもウチの若林くんのせいで、なんかすみません!

こうして、SUコヴェントリーからRW坂元達裕、FC町田ゼルビアからCB岡村大八、京都サンガF.C.からGK太田岳志(秦野F・ナッツの一員になった実在の選手は今後敬称略になります。ご了承ください)の獲得に成功。さらにギリシャ人LBのスピリドナス・パッパや、ユースチームからDM森脇優輝、AM菅七星も加わった。
J1再挑戦に向けて大型補強に踏み切った8シーズ目の秦野F・ナッツ。その本気度がビッシビシ伝わったのではないだろうか。
(第57節へ ⇐)
~稲葉監督サカつくモード通算戦績~
296試合(146勝42分108敗)
獲得タイトル(J2リーグ優勝×2)
★★
※記事の更新が途絶えた時は、稲葉の通常業務がオクパード or 稲葉がゲームビスから戦力外通告を受けた or 稲葉のプレイ日記に需要がなくて心が折れた、と思ってそっとしておいてください。
(文責:gamebiz編集者 稲葉智秋)
『プロサッカークラブをつくろう!2026』
対応プラットフォーム:PlayStation5 / PlayStation4 / iOS / Android / Steam/ OneStore / Huawei
配信開始日:2026年1月22日(木)12時配信
ジャンル:サッカークラブ経営シミュレーションゲーム
価格:基本無料(アイテム課金)
メーカー:セガ
対応言語:日本語、英語、繁体字、簡体字、韓国語、タイ語、インドネシア語、アラビア語、トルコ語、フランス語、イタリア語、スペイン語
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「2026年6月 オランダ戦」 出場メンバーより6名の選手が新キービジュアルに登場!
会社情報
- 会社名
- 株式会社セガ
- 設立
- 1960年6月
- 代表者
- 代表取締役会長CEO 里見 治紀/代表取締役社長執行役員COO 内海 州史/代表取締役副社長執行役員Co-COO 杉野 行雄
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1916億7800万円、営業利益175億3900万円、経常利益171億9000万円、最終利益114億8800万円(2023年3月期)