2015年1~3月期の上場企業の決算発表シーズンが終了した。この期間に掲載した決算発表と決算説明会レポートをまとめている。50音順に並んでいるので、チェックし忘れた会社があったら探してみてほしい。
【決算まとめ】主要モバイルゲーム企業の1-3月…ミクシィが売上高でガンホーとDeNAを抜き首位に 売上高・利益を伸ばす大手 一方で赤字計上企業も7社に増加
【大手ゲーム決算まとめ】6社中5社が営業増益 バンナム・コナミ・スクエニの好調目立つ スマホゲームが成長のカギ 異色は家庭用ゲーム好調のコーエーテクモ
■ア行
■アイフリークHD、15年3月期は減収・営業黒字に転換 EC子会社の売却と固定資産の減損で最終は赤字に
■アエリア、第1四半期は売上高20%増も各利益項目で赤字に…スマホゲーム開発費など先行投資が響く
■アクセルマーク、第2四半期は減収・赤字転落…既存タイトルの売上減や新作ネイティブアプリの開発費などで【追記】
■アドウェイズ、15年3月期は営業益24%増の10億5700万円…台湾・韓国子会社など海外事業が伸長、「古の女神と宝石の射手」などアプリも改善
■イー・ガーディアン、第2四半期は営業利益23.5%増…スマホゲームのデバッグやSNSの監視・CS業務が伸びる
■イグニス、15年9月期予想を下方修正…売上高は半減、各利益は一転赤字へ 中規模無料アプリの収益貢献の期ずれで 第2四半期も赤字に
→【イグニス決算説明会】2Qは減収・赤字に 中・大規模アプリへのシフト断行 『ぼくドラ』好調で通期売上予想を増額 「追加要素とイベントでまだまだ伸ばせる」
■イマジニア、15年3月期は売上高2.5%減、営業益6.7%増で着地…16年3月期は2ケタ増収増益見込む、『LINE リラックマころろんパズル』も寄与へ
■インタースペース、15年9月期の営業益予想を51%下方修正…恋愛ゲームの不振や媒体への支払報酬の増加で
■韓国Wemade Entertainment、2015年第1四半期は約3億円(日本円)の赤字転落 海外のモバイル売上高は『アークスフィア』日本版が寄与し上昇
■エキサイト、15年3月期は経常益26%減の1.65億円…「excite光」や海外子会社の先行投資負担で
■エイティング、15年9月期第2四半期は25%減収、大幅な赤字転落に…今期はスマホゲームを含む複数タイトルの完成を予定
■Aiming、15年12月期の営業益予想を19億円→28億円に上方修正、前期比8倍と大幅増益となる見込み…「剣と魔法のログレス いにしえの女神」好調で
■エイベックスGHD、15年3月期は過去最高の売上達成も本社ビル建替に伴う減価償却の増加などで減益に
■エクストリーム、15年3月期売上高は25%増、営業益は200万円→1億8500万円へ急改善 スマホアプリ市場の好調背景にソリューション事業の受注拡大
■enish、第1四半期は売上高13.8%減の赤字転落 既存タイトルは安定した収益基盤…新作6本の開発に伴う先行投資が発生 通期予想の修正はなし【追記】
■韓国NHN Entertainment、2015年第1四半期の売上高が約151億円(日本円)、純損失が約11億円とQonQで赤字転落に モバイルゲームは堅調な伸び
■韓国NCSOFT、2015年第1四半期の売上高が約205億円…QonQで純利益は43%減と大幅な減収減益 下半期から新作モバイルゲーム投入が本格化
■MTI、第2四半期は営業益61%増の21億円と大幅増益…スマホ向け有料会員の増加やコストコントロールで
■Oakキャピタル、15年3月期は売上高2.1倍・営業益3.5倍と大幅増収増益…投資先企業株式の売却が進む、キャピタルゲインは2.2倍に
■オプトHD、15年12月期の業績予想を上方修正…新規大型顧客の獲得や自社商材の拡販好調で
■オルトプラス、15年9月期の営業益予想を32%減額、最終赤字に下方修正…新規タイトルの遅れや一部タイトルの想定下回る売上で
→【オルトプラス決算説明会】新作投入、投資回収期の遅れで第2四半期は赤字幅が拡大 下期リリースラッシュでばん回目指す…国内外で7タイトルのネイティブゲーム投入へ
■カ行
■ガイアックス、第1四半期は増収・営業黒字転換…ソーシャルゲーム向けCSや受託開発が伸びる
■KADOKAWA・DWANGO、15年3月期は140億円の最終黒字…のれんの減損や希望退職者募集も負ののれんで相殺 ゲーム事業は「艦これ」寄与も10億円の赤字に
■カプコン、15年3月期は売上高37%減ながら、営業益2%増と増益確保…『モンハン4』の反動減をカバーできず ダウンロード販売で収益力はアップ
■韓国Com2uS、2015年第1四半期の売上が過去最高の103億円…『サマナーズウォー』の全世界大ヒットにより海外売上は前年同期比で942%増に
■ガーラ、15年3月期は売上高15%減、2億8800万円の営業赤字に…『Flyff All Stars』や『Dungeons&Golf』が想定を下回る
■カヤック、第1四半期は前年同期比29%増収、営業利益は10倍超に 2015年12月期通期の予想は27%増収、86%営業増益と変更なし【追記・一部資料追加】
■【速報】ガンホー、第1四半期は前年比では減収減益もQonQでは売上高3.2%増、営業益13%増と増収増益に 4月月次は前年比9.7%減の140億円【グラフ追加】
→【ガンホー決算説明会】「ディバゲは新たな柱」「パズマリ機にスマホ版ユーザー層の拡大へ」…反動減のYonYを物ともせずに2期連続の増収増益を記録
■King、第1四半期は売上高約681億円で増収増益…姉妹作堅調につき主力『Candy Crush Saga』の依存度が低下、新作タイトルも準備
■【速報】KLab、第1四半期はQonQで営業利益3.7倍に拡大…『クリスタルファンタジア』に係る減損計上で純利益は減少 第2四半期期間はQonQで2ケタ減に【追記】
→【KLab決算説明会レポート】2Q底に下期飛躍へ…映画「ラブライブ!」と『スクフェス』、新作『Glee』『BLEACH』など期待の”仕込み”が続々
■【速報】グリー、第3四半期は売上高27%減、営業利益44%減…QonQでは減収ながら営業利益1.8%増 投資有価証券の売却益で通期純利益は上方修正
→【グリー決算説明会】『消滅都市』3Q売上は1.4倍に拡大、『ポイッと』も好調な出足 ネイティブシフトは"ほぼ完了"し収益化フェーズへ
■クルーズ、15年3月期は営業益43.8%減の23億円…ブラウザゲームの売上減とネイティブゲームへの投資で 「SHOPLIST」の売上はゲームに匹敵する規模に成長【追記】
■ゲームロフト、15年1~3月期の売上高は前年比17%増の6560万ユーロ(約88億円)…過去最高を記録した「ダーククエスト5」中心に新作が寄与
■コーエーテクモ、15年3月期の営業益は35%増の96億円 売上・利益とも過去最高 無双シリーズや「討鬼伝 極」「影牢」が好調 ソーシャルゲームやネオロマンスシリーズも貢献
■コナミ、15年3月期は営業益87%増と大幅増益を達成…『ワサコレ』や『パワプロ』などモバイルゲームが堅調 健康サービスや遊技機も収益改善
■コムシード、15年3月期は営業利益9900万円と黒字転換、GC注記解消…『グリパチ』と受託開発の好調で 『WIXOSS』は改修中
■【速報】コロプラ、第2四半期は営業益が48%増の151億円…「蒼の三国志」や「ほしの島のにゃんこ」「白猫プロジェクト」などが寄与【追記】QonQでは11%増の79億円
→【コロプラ決算説明会】新作の貢献がほぼない中で『白猫』など既存タイトルが健闘…四半期業績は過去最高を更新 『バトガール』など新作3タイトルは想定以上の好スタート
■サ行
■【速報】サイバーエージェント、第2四半期は営業益91.7%増と大幅増益を達成…ネット広告、ゲーム、Amebaが好調 投資事業も押し上げ【追記部分修正】
→【サイバーエージェント決算説明会】第2四半期は"増収増益" ゲームとネット広告が過去最高 運用型広告と『グランブルーファンタジー』がけん引、『リトルノア』は改修後にフルアクセル
■韓国SUNDAYTOZ、2015年第1四半期の売上高が16.2%減の約27億円(日本円)と減収減益 『ANI PANG2 for Kakao』の開発会社
■CRI・ミドルウェア、第2四半期の営業益は36%増の1.38億円に拡大…スマホゲーム中心に「CRIWARE」採用タイトルが伸長
■GMOインターネット、第1四半期は営業益70%増と大幅増益を達成…インフラ、ネット広告、ネット証券が好調 ゲーム事業も赤字幅が大幅縮小
■Zynga、1~3月期はQonQで減収・赤字幅拡大…広告収入落ち込むもモバイルゲームが伸長
■スクエニHD、15年3月期は営業益が55%の164億円と大幅増益を達成…『スクスト』や『FFRK』『乖離性』が好調 前期発売作のリピートも寄与
→スクエニHD、PCブラウザ・スマートデバイスの売上高は62%増の442億円に拡大…HDゲームに匹敵する規模に成長
■セガサミーHD、15年3月期は減収減益、112億円の最終赤字に…今期は3事業グループに再編、エンタテインメントコンテンツ事業中心に収益性の改善見込む
■セプテーニHD、第2四半期は増収・減益…ネイティブアプリやマンガコンテンツ関連の先行投資で
■タ行
■タカラトミー、15年3月期は減収減益…タツノコとトイズユニオン売却、戦略的な先行投資などで 「プリパラ」や「アナ雪」「WIXOSS」がヒット
■【速報】DeNA、15年3月期は売上高21%減・営業益53%減と大幅減益で着地…「Mobage」など国内ゲーム事業の低迷で
→【DeNA決算説明会】国内ゲーム事業はネイティブアプリシフトがより鮮明に 『戦魂-SENTAMA-』の立ち上がりは順調 任天堂との協業第1弾はただ今開発中!
■DLE、第3四半期は増収・営業減益…劇場公開等の大型案件は第4四半期に集中
■デジタルガレージ、第2四半期は営業益85%増と大幅増益達成…マーケティング、ペイメント、インキュベーションが全て伸長
■東映アニメ、15年3月期は2%減収ながら2ケタ営業増益に…中国向け映像配信権やアプリゲーム化権の販売が好調 劇場版大型作品の減少分をカバー
→【東映アニメ決算説明会】海外売上高は13年3月期の9%から22%まで拡大…中国などアジア向けがけん引 新TVアニメなど今期は「ドラゴンボール」関連が活発化
■ドリコム、『フルボッコヒーローズX』のDAUはTVCM効果で10万人台に急増…アプリを1年かけて改修、『進撃の巨人』とのコラボも奏功
→【ドリコム決算説明会】他社IPタイトル堅調で通期黒字転換 今期は『フルボッコ』『崖っぷち』『ブレブレ』など自社タイトル中心に収益拡大を目指す
→【速報】ドリコム、15年3月期は売上高4%増、各利益は黒転…他社IP2タイトルの利益貢献でコンテンツサービス黒転 QonQでは第4四半期赤字計上に【追記】
■ナ行
■日本一ソフト、15年3月期は売上高0.1%増、営業益75.9%減…償却期間の短縮で開発原価が増加し、各利益は4月の修正予想を下ブレ
■日本ファルコム、第2四半期は63%増収、営業益は3.0倍に…『閃の軌跡』の販売好調などで再増額 『閃の軌跡Ⅱ』で複数のコラボ展開も実施
■任天堂、15年3月期の経常益は11倍の705億円に…為替差益340億円を計上、スマートデバイス向けゲームアプリを年内に配信開始へ
→任天堂、スマートデバイス向けIPタイトルは2017年3月末までに5タイトルを順次展開…決算説明会資料で明らかに
■【速報】ネクソン、第1四半期は営業益4.9%増の222億円で着地…旧正月で中国・韓国のPCオンライン・モバイルゲームが好調
■ネプロジャパン、15年3月期は26%減収、営業赤字に…純利益はドコモ系販社の売却益計上 トライエース合流のゲーム事業は今期下期偏重に
■ニフティ、15年3月期は営業益25%減…会員数の減少や回線費用の増加、「NifMo」の販促費などで
■ハ行
■バンダイナムコHD、15年3月期は11%増収、26%営業増益…妖怪ウォッチ関連売上高は14億円→552億円に急拡大 『トレクル』『ドッカンバトル』なども貢献
■ハーツユナイテッドG、15年3月期はデバッグと2社連結追加で増収 プレミアムエージェンシーの不採算案件で営業減益に
■ファンコミ、第1四半期は2ケタ増収増益を達成…「ネンド」と「アドクロップス」などスマホ広告が拡大
■フィールズ、15年3月期は13%減収・51%営業減益…新作パチスロ機の発売延期で
■フェイス、15年3月期は売上3倍も営業赤字に転落…日本コロンビアの不振で 最終赤字は33億円に
■fonfun、15年3月期は減収・営業赤字幅が拡大…「リモートメール」の減収続く
■ブロードメディア、15年3月期は23億円の経常赤字、赤字幅拡大
■ベクター、15年3月期は減収・赤字幅縮小…営業費用の最適化・効率化が奏功
■ VOYAGE GROUP、第2四半期は売上高20%増、営業利益14%増…四半期ベースで過去最高業績を更新 アドテクノロジー事業の好調がけん引
■ ボルテージ、第3四半期は最終黒字に転換…各利益はいずれも6月期の通期予想を上回って着地 QonQで利益率が大幅改善、営業益は3.2倍に【追記、資料追加】
■マ行
■マーベラス、15年3月期は売上高30%増・営業益46%増の44億円と大幅増収増益…『剣と魔法のログレス いにしえの女神』が貢献
■まんだらけ、第2四半期は営業益が28%減…月次売上の前年割れ続く
■【速報】ミクシィ、15年3月期は売上高9.2倍・営業益109倍と大幅増収増益…『モンスターストライク』がけん引
→ミクシィ、1~3月期売上高はガンホーをわずかに上回る 『モンスターストライク』の成長で 営業利益はガンホーに軍配
→【ミクシィ決算説明会】「国民的IPに向けた土台作りへ」…四半期売上400億円突破の『モンスト』がアニメ化&3DS版発売。新作アプリはモンストスタジオが開発、通期予想は売上高1850億円に
■モブキャスト、第1四半期は売上高23%減収、営業損益と経常損益は13年第4四半期以来の赤字計上に 売上高はQonQでも3.2%減【グラフ追加】
→【モブキャスト決算説明会】赤字転落も『18』の初月売上は好調…韓国・中国で新作STGとサッカーゲームを開発中、海外ライセンスも新たな強みに
■モバイルファクトリー、第1四半期は営業益6900万円…第2四半期予想に対する進捗率61% 位置情報ゲームの売上は四半期ベースで過去最高
■ヤ行
■ヤフー、2015年3月期は18期連続での増収増益を達成…月額ストア出店料等の無料化による減収を広告売上の拡大でカバー
■ユナイテッド、15年3月期は35%増収、経常益は4.0倍に…RTB広告がけん引役 今期はネイティブソーシャルゲーム参入で2つの動きも
■ラ・ワ行
■LINE、第1四半期の売上高は前年同期比70%増の281億円に拡大…QonQでも9%の増収に LINE事業は前年同期比76%増、QonQで9%増
■LINE、14年12月期は売上高70%増の680億円、営業利益112%増の156億円と大幅な増収増益を達成